子どもが『つまんない』と言ったら考えたいこと

最近6歳長女(年長)に

と言われてしまった30代2児ママ、みたらしです。

家族で外食をするのに、おでかけ準備をしている最中のことでした。

皆さまはお子さんや子どもから何かのタイミングで、

『つまらない』

『つまんない』

と言われたご経験はおありでしょうか?

私はこの間初めて言われてショックでした…

『つまらない』

一緒にいる相手から言われたら、それが相手が子どもだとしてもショックを受けてしまうこの言葉。

でも彼らがそう口にする時に考えたいのは、

  • 冷静に話を聞く
  • 言葉の奥底にある本当の思いに目を向ける
  • 言葉を受け止める側の思いも伝える

だなぁと感じました。

言葉が持つ強さに落ち込んだりもしたのですが、よくよく聞けば子どもにも考えがあったり、言葉のバラエティを知らないだけだったりしたことに気付けたので…

みたらし

冷静に冷静に…

突然のダメ出し

冒頭に書きました通り、これから外に行くぞ~と準備をしている最中に言われてしまいました。

我が家では子どもが小さいうちから外出時には、

  • クレヨン、色鉛筆
  • スケッチブック、ノート
  • 本、絵本
  • ハッピーセットなどの小さいおもちゃ(もじぴったん、神経衰弱、メモリーカードなど…

これらをセットで持参し、外食の待ち時間、料理の提供待ちなどに楽しんできました。

ラーメン屋さんや焼肉屋さんなど油が飛びやすいお店では、会話をしたりクイズを出し合ったり、物を使わずに楽しむことも。

今回はラーメン屋さんに行く予定だったので、何も持って行かずに

『おしゃべりやクイズを楽しもうか?』

と提案したところ、

『おしゃべりしたくない』

とのこと!

こころのみたらし

心の声(えーっ、今まで楽しんできたのになぜ急に

なぜつまらないのか?

私はそれを聞いて、

『長女ちゃんと楽しみたいから、いつも色々準備して遊んできたつもりだったけど…つまんなかったんだね』

『じゃあこれからは、話しかけないし遊ばないで静かにしているよ』

と伝えました。

落ち着いたトーンだったと思いますが、若干嫌味っぽい…

でも、大人げないながらもやっぱりショックだったのです。

それに対し長女は、

『ううん、家族で話をするのつまらなくないよ。好きだよ』

『でも時々つまらないなと思うことがある。うまく言えないけど…』

との返答。

マズイことを言ってしまったという雰囲気が伝わってきます。

こちらも気まずい…

怒ってはないけれど、言われたくない言葉だったから。

私はこの、うまく言えないという部分に引っ掛かったのです。

もしかして、つまらないと言ってはいるけれど、もしかしたら不快な感情を他の言葉で表現できないだけ…?

言葉の数が多くない子どもあるあるですよね。

この気持ちの部分をさらに探ります。

真相は

整理して質問をします。

いくつか状況を想定して尋ねた結果、

好き嫌い
家族との会話
静かなお店での会話
賑やかなお店での会話
パパがいる場合の会話

どうやら静かなお店だったり、休日でパパが参加している場合の外での会話に苦手意識を持つことがあるっぽい…?

お店での会話がイヤという割には、私(ママ)と妹との3人で外食した際にはとても楽しそうにおしゃべりをするし、声も大きいのです。

その点について尋ねると、

『パパがいるときは、パパとおしゃべりをするのが恥ずかしいときがある』

とのこと!

あと会話の中で気付いたけれど、同い年くらいの男の子がお店に居る時も、ちょっと態度が変わることも確かにあったかも。

人目が気になること、おかしなことを喋って笑われたりしないかの恐怖心や不快感を、

つまらないから会話をしたくない

と表現していたようです。

みたらし

幼稚園生活で男子が苦手になってしまったもよう

語彙力とは気持ちの引き出しの多さ

色々探った結果分かったことを踏まえて、

  • つまらないと言われてびっくりした
  • 嫌な気持ちになった
  • あまりいい言葉ではないので使う時は慎重に

そして、

『気持ちを教えてくれてありがとう。怒ってごめんね。』

『つまらない、ではなく、「お店でおしゃべりはしたくない」って伝えて欲しいな』

と伝えました。

大人でも言えることですが、分かりやすい言葉であったり、初めから本当の気持ちを伝えてくれた方がコミュニケーションはかなりスムーズですよね。

こちらからの言葉かけでも、

『いつ片付け終わるの!?』

と怒りながら言うより、本質(心の奥底にある感情)は

  • 片付けを早くして欲しい
  • 終わったら一緒に遊びたい
  • 話を聞いてくれたらうれしい

だったりしますよね。

だからなるべく、お風呂に入るとか片付けなど、とある行動を取って欲しい時には、なぜそれをして欲しいのか、を明確に伝えるようにしています。

あと、

『片付けが終わったら一緒に遊びたいな。そしたらママは嬉しいよ。』

と、思い+気持ちを伝えるようにすると行動する率がグンと上がります。

というか我が家はこの言葉かけで動いてくれないことはほぼないくらい。

子どもはママが大好きで、ママを困らせようとして生きているわけではないとつくづく思い知るほど、毎日無償の愛情を注いでくれる我が子たち。

長々と書いてまいりましたが、細かな質問で心情を探り、寄りそうこと、こちらの気持ちをきちんと伝えることも大事なのかな、と思います。

そして、言葉の種類や使い方を勉強することは、人とのいさかいを避けることができることも伝えました。

勉強をする意味って、ここに集約されているような気がします。

頭を良くするとは、あらゆるパターンを想定していること、あらゆる状況に対処できる頭の柔らかさを言い、言葉を適切に操る力だと思っているので…。

本好きな長女も、

『面白いから読むことが多かったけれど、もっと言葉をしりたい』

と感じたようでした。

オススメ本

イラっとしている時って体調や精神面で不安定なことも多々、、

相手に改善を求めるより、自分の調子を整えておこう!と強く思ったステキな一冊。

  • ゆっくりとした呼吸
  • ゆっくり話す
  • 水をこまめに飲むだけでイライラ解消

簡単なことで心が安定することを実感!取り組みやすい内容が多いのも魅力。

自分の接し方はしつけなのか調教なのか、、、

子育てで教える大切なこと、目の前の子どもが今もしできなくてもおk

子どもに合わせると不思議と自分(ママ、養育者)の負担が軽くなる不思議。

子どもを一人の人間として尊重することは、自分の心すら救う効果が…!

自分が幼かったころ、こんな風に育てられたかったなーと感じるような、優しい眼差しに満ちた本。

と同時に、もっともっと子どもに優しくあろう、理解するために頭と心を使おうと思ってあげたくなります。

  • 可愛がられるといい子になる
  • 家庭のなかではいい子でなくともいい
  • 子ども時代は勉強より遊び優先

シンプルで愛情に満ちた育児本です。

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