幼稚園/小学校低学年~面白くて不思議な福音館おすすめ絵本3選
かんたがお宮にある大きな木の根っこの穴から落ちて訪れた国は、何ともへんてこな世界でした。
そこの住人“もんもんびゃっこ"“しっかかもっかか"“おたからまんちん"とかんたは仲良しになり、時のたつのを忘れて遊び回ります。
けれどもすでに夜。
遊び疲れてねむった3人のそばで、心細くなったかんたが「おかあさん」と叫ぶと……
躍動することばと絵が子どもたちを存分に楽しませてくれるファンタジーの絵本です。
めっきらもっきらどおんどおん
こちらは幼稚園で読んだらしく、せがまれて購入に至った絵本。
出版社は名作ぞろいの福音館書店さん。
福音館さんの本で買って後悔した本、一冊も無いような?全幅の信頼を置いています。
何を買おうか迷ったら、出版社縛りで買っても良いかもですね、それくらい安定感があります。
絵本紹介じゃなくて出版社紹介(?)になってしまいました、内容参りましょう。
表紙の絵柄とタイトルではどんなお話か想像がつきにくいですよね。
とある田舎に住む(帰省で遊びに来た?)かんたという低学年の男の子。
ちんぷく まんぷく
あっぺらこの きんぴらこ
じょんがら ぴこたこ
めっきらもっきら どおんどん
引用元:めっきらもっきらどおんどおん
すると突然強い風が吹き&かんたを呼び寄せるような奇妙な返事が聴こえてきて、、、
御神木の根本から異世界へと飛ばされてしまいます!
少しおどろおどろしい絵に、神様か妖怪か分からない存在との戯れ。
調子のいいセリフに心が段々と楽しくなってきて、最後は少し切ない――。
大人の私も思わずじっくりと絵を眺めてしまうような、この世界の余韻に浸ってしまうような――とっても素敵な絵本でした。
ついつい口にしたくなるめっきらもっきらどおんどおん
6歳のコメント▽
変な木に吸い込まれていくシーンの絵が怖い。
オバケたちも怖いし、とにかく読んでいてゾクゾクする。
空を飛ぶシーン、ビールの王冠、水晶玉など面白いモノが沢山出てきてワクワク。
怖いオバケとも仲良くしてみたくなる!
日本の古き良きファンタジーが好きな方、とくにジブリ作品に感銘を受けている方なら間違いなし。
怖いものや不思議なものに興味があったり、冒険好きのお子さんなんかにおススメです。
はちみついろのうま
鍛冶屋の若者と髪の美しい若い娘。
若者に料理をふるまうため、果実ときのこを取りに魔物が棲むという森に近付いた娘は―ー。
引用元:はちみついろのうま
絶版してしまっているのですが、同じく福音館書店さんでオススメなのはこちら、はちみついろのうま。
こちらの作品の魅力は、なんといっても表紙で見て分かる通りの美しい絵。
絵本らしく背景が真っ白ですが、ここにもし風景画が合わさっていればもはや絵画というレベル。
図書館で借りて購入に至ったのですが、日本人の作家さん、小風さち先生にウクライナ人画家のオリガ・ヤクトーヴィチさんの二人で描かれた作品。
おとぎ話のようなお話に、異国の民族文化や伝統が伝わる美しい絵本なので、美しい物語がお好きな方には本当におすすめ。
おばあさんが大きなケーキを焼きました。
「半分残しておいてね」というおばあさんの言葉通り、おじいさんは半分だけケーキを食べます。
そこにやってきたイヌは、「おばあさんのだから半分残しておけよ」というおじいさんの言葉通り、そのまた半分を食べます。次々に現れる動物たちも、「半分残してね」という言葉通りに、それぞれケーキを半分ずついただきます。
どんどんどんどん小さくなっていくケーキ……。
果たして最後にはどうなってしまうのでしょう。
引用元:ぱくぱくはんぶん
こちらも福音館書店さんで子どもが大好きな、ぱくぱくはんぶん。
引用文にある通り、おばあさんが焼いたケーキをみんながみんな、
『ちゃんと残しておかなくっちゃ』
と”半分ずつ”食べて行きます笑
言いつけを守っているのにとんちんかんな展開になっていくストーリーに、何度笑ったかわかりません笑
6歳も3歳も大好きな絵本なのですが、とくに3歳のお気に入り。
気になった方はぜひ手に取ってみてくださいね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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