持ち家か賃貸か迷ったら何を基準にすべき?生前生理と少ないモノでミニマルに暮らすコツ


持ち家から賃貸へ。人生を軽くする住み替えを選択をした家族の実録コミックエッセイ!
著者アベナオミさんは、夫と子ども3人の5人暮らし。こだわりの注文住宅を建てて、すべてが上手くいくと思っていた―。暮らし始めると、広い家は冷暖房費がかさむ、掃除の時間もかかるうえ隅々まで行き届かない、庭は雑草だらけ。幼い子どもとペットにボロボロにされる壁に、溢れかえるおもちゃや服。賃貸時代にはなかった町内会など地域の関わりも増え、共働きで子育て世代の夫婦は、理想とはほど遠い現実に悩んでいた。そんな時、生前整理と出合ったことが転機に!長男の中学進学というタイミングも重なり、子どもの進学や将来必要なお金について夫婦で徹底的に話し合い、住み替えを決意。引っ越してみると、モノの整理も、貯金も、家族仲もうまく回り始めた。家の形態に捉われず、家族が目指す暮らしに重点を置いた、暮らし方のヒントが満載!

引用元:賃貸か持ち家か? こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました (コミックエッセイ)

ちょうどこの春から、マンション→戸建てへ移り住む我が家。

ワクワク半面、本当に一戸建てで良かったのか?そんな不安を感じていたところ、この本を目に…

決断が揺らいじゃったりするのかなぁと、迷いながらも購入してみました。

感想

こちらの本を読んでみて持った感想は…

  • 家は人生で一番高い買い物だけど一生ものではない
  • 家族のライフステージによって住み替えが主流に?なるのかも…
  • 死から逆算して、持つ物の量を決める
  • 生前生理を前向きに

こんなところでした!

家族の暮らしに合っているのであれば、戸建てや持ち家を持つことは間違いではないとホッとした半面…

広くなった家に合わせて増えた収納や物は、災害の時に避難の妨げになること。

家族が亡くなった時に、処分に困る物。

ミニマルな暮らしが流行っているけれど、それで本当にいいのかどうか。

防災士のアベナオミさん、経理に強い旦那さんとが、上の子が中学にいくタイミングで家計管理&家を保有し続けるのか徹底的に話し合った結果、こだわりの注文住宅を手放し賃貸に越すに至った経緯―。

今の暮らしに、なにか違和感を感じている方、住み替えを検討している方におススメです!

個人的に、参考になったオススメポイントをご紹介してまいりますね。

戸建の現実(1)広けりゃいいと思ってた

収納に入らなかったモノたちが

家のあちこちにあふれ始めたのである

なんか家がごちゃごちゃしている…

それが当たり前になっていった

引用元:賃貸か持ち家か? こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました (コミックエッセイ)

戸建を選択する理由って、皆さま何がありますでしょうか?

調査によれば圧倒的に、結婚・出産のタイミング、周りを気にしなくていい

だそうですし、我が家の場合は声や足音などの”生活音”を気にしたくないだったのですが著者のアベさんは、長男が就学するタイミングでの戸建て購入。

学童の対象学年や学校までの距離など、今住んでいる場所が子育てをしやすい環境か?は子育て世帯には気になるところですよね。

しかし子育て以前に住んでみて分かった戸建てのデメリット、それは

  • 電気代が想像以上にかかる
  • 掃除の労力も倍以上
  • リビングから寝室までの遠さ
  • 家事や生活動線の非効率
  • 庭や外構の手入れが面倒、高額

などなど、注文住宅で協議を重ねたにも関わらず立ちはだかる、住みにくさ。

マンションに住んでいても思うのですが、すべての居室が続いている方が動線がスムーズというのは感じます。

建売住宅でもそれを加味した設計にはされていると思いますが…

戸建の場合は動線が分割されているんですよね。

長男の豆キチくんがのちに語っていますが、

『子供部屋で具合が悪くなっても気付いてもらえなかった』

『広くて部屋が離れている分、親の気配が感じにくくて怖い』

家自体が広いからこそ、子供部屋をもうけたり、大型遊具を置いて遊ばせてあげられるメリットはあるでしょうが、実は子どもにはそこまでメリットじゃなかったりするパターンに初めて気づかされました。

そして収納を超えて溢れるおもちゃや生活用品、、

実家の整理で感じた将来への不安

将来住むこともない遠方の家の固定資産税やメンテナンス

家を残されるって大変なんだな…

引用元:賃貸か持ち家か? こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました (コミックエッセイ)

家を建てて3年目の夏、旦那さんのお父さんが亡くなったことで、自分たちの家の将来についてもさらに考えるアベさん。

大人になった時の帰省、里帰り先として、実家を用意してあげられた気でいたけれど…

大人になった子どもにとっては、また違う考えがありますよね。

家庭を持っていたらまず同居はしないだろうし、相続もずっと先。

それでも誰かに渡すとなると、片付けやリフォームが必要。

よほどリセールバリューのある(市場価値が高い)土地でない限り、簡単には売れない…

と、溢れかえる物と、持て余す広さのある家を見て、さらに考えていくと、

生前生理セミナーで理想の暮らしが見えた

生きることを前提に整理すること!!

今を整理することで

自分の人生の未来をプランニングしていきます。

引用元:賃貸か持ち家か? こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました (コミックエッセイ)

ブロガーイベントにて、ミニマリストブロガーさんと出会ったことをきっかけに、少ない物で快適に暮らすコツをリサーチし、さらに、生前生理についても知っていくアベさん。

近年話題の終活と似ているのですが、死後を意識して遺言の作成や葬儀の手配、遺産の整理などをするのが終活に対し、生前生理はよりよく生きることを前提に、心と物と情報を整理していく心構え。

詳しくはこちら→生前生理とは?メリット・デメリット・始める時期・進め方・業者も解説

  • こころの整理→人生のやり残しリスト作成、模擬葬儀のプロデュース
  • 物の整理→不要な物を仕分け
  • 情報の整理→金融機関のリストアップ、資産の内訳、パスワード、相続人

しんどい作業の中に、どこか防災対策と似ていることに気付きながら、主催者の

実は持ち家と賃貸では

遺品整理にかかる時間に差がでます

持ち家は1年から数年かかるのにくらべ

賃貸では家賃の支払いがあるため

数ヶ月で整理が終わります

引用元:賃貸か持ち家か? こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました (コミックエッセイ)

と言う言葉に益々、物を減らし、自分たちの暮らしに会った住まいを検討するようになっていきます。

物を持ちたい気持ちと、それを管理できる能力まで持ち合わせているかは別問題。

広い家を建てれば素敵な暮らしができる&解決するどころか、余計に足の踏み場が無くなったり、災害時にも危険性をはらんでいることに気付き…

生前生理を進めていくなかで、断捨離、そして余計な出費が減り家計改善。

…そして最大の支出元、住宅ローンの壁にぶち当たります。

なぜ家を手放すに至ったのか?

思春期の子ども有り5人家族で住む賃貸暮らし(2LDK)の工夫は?

気になった方はぜひ読んでみてくださいね!

家計管理や少ないモノで暮らす工夫を知りたい私にはうってつけでした:)

私も新生活が落ち着いたタイミングで生前生理を始めてみようと思いますし、その様子をまた投稿しますね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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